【散策港町下関】 6/11 福岡県宗像市→山口県下関市【Day61】

こういう貼り紙や求人広告や、見たりする度にちょっとわくわくします。

実際移住する気はなくとも想像するだけで楽しい、

これが万年逃避の思考回路。

 


  1. 道の駅 むなかた 
  2. 門司港レトロ 
  3. 門司港レトロ観光列車
  4. 九州鉄道記念館
  5. グリシェンカフェ古民家チャイハナ甲斐大策ギャラリー
  6. 三宜楼
  7. 八剣伝 長府前八幡店

 


1. 道の駅 むなかた

本日の車中泊は「道の駅 むなかた」でございます。

脇の幟によりますと、JAF会員の選ぶ道の駅、2021年第一位だそうです。

 

例によって、早朝営業時間前なので店舗内は見られていないのですが

広くて施設も充実。

そうそう、宗像大社も近いんですよね。

 

物販は勿論各種レストランや、これは結構気になった米粉パンのお店。。。

 

そして福岡と言えば梅ヶ枝餅

 

チロリアンなつかしい。。。!

 

釣川の向こうにひろがる玄界灘に思いを馳せながらモーニングコーヒー

今日も一日安全運転で行きたいと思います。

 

 


2. 門司港レトロ

往路関門橋を渡った時から、帰りは是非訪れてみようと思っていた「門司港レトロ」に立ち寄りです。

こちらは歩行者専用跳ね上げ橋、「ブルーウィング門司」。

1時間ごとに開いたり閉じたりするそうです。

 

レトロな港町、と言えば横浜を思い出すのですが、

観光地としてはよりこちらの方がコンパクトに、まとまっている印象。

中央の建物は税関ビル。

淡いピンクと白いロゴがかわいい、ホームリンガ商会のビル。

 

旧大阪商船ビル

 

残念ながら改装中の三井倶楽部。



港沿いに並ぶショッピングエリア。

 

こちらは旧JR九州本社ビル。

え、JRがそんなレトロなの?国鉄時代。。。

って思ったら、この建物は元々三井物産の持ち物なんですね。

昭和28年に国鉄が買収して、その流れでJR九州として使われてて今に至る、と。

 

お城みたいなこちらは「大連友好記念館」。

一階の一部は中華レストランとして営業されているようです。

 

その他フロアは見学可能。

建物は1902年に大連に建てられた古いビルをモデルに複製しているそうです。

オリジナルは現在も美術館として利用されている、という事は。。。

 

同じ形の建物が、現在も門司と大連にあるという事なのですね。

海をまたいで、双子ビルディング!

 

広場の奥に、正面向いてお出迎えはJR門司港駅

 

隅々まで雰囲気のある意匠が素敵です。

 

大好きな終点始発のこの雰囲気。

 

洗面所の前の「帰り水」。

大正14年の設置から、今だ現役だそうです。

ちゃんと飲めます。

 

更に駅舎内のスタバに立ち寄ってみました。

この場所は元々三等待合室だったそうです。

 

クラシックな雰囲気でかっこいいー。

 

壁に飾られていたのはヘッドマーク風、歴代のスタバロゴ。

右下の数字ロゴも機関車ぽいですね。


ちなみにひろーい駅舎噴水前ですが

 

脇にこんな説明が。

ここはバナナたたき売り発祥の地、だそうです。

 

当時バナナは、日本領だった台湾から輸入していました。

基本青いまま運んでくるんですが、輸送中にうっかり熟れすぎちゃったのは

とにかく早く売り切らなきゃって事で、ここで巧みな口上とともに「叩き売り」されたのだそう。

 

というわけで

 

門司港では色々なバナナにお目にかかる事ができるのでした。

幸せの黄色いバナナの叩き売り

 

 


3. 門司港レトロ観光列車

門司港駅から列車に乗って、関門海峡渡ってしまいたい気持ちを抑え

見つけた裏手の観光列車に乗ってきました。

門司港レトロ観光列車「潮風号」です。

かわええー。

 

鉄道記念館前から海峡ふもとまでの4駅を、10分程で結びます。

自転車よりもゆっくりした速度で、のんびりのんびり。

列車としては間違いなく最遅クラス。

そして景観がすっごくいいという事もないのですが。。。

 

ご愛敬ですね。

このスタイルの窓が現役なのもちょっと嬉しい。

子供の頃は手を挟むぞって親によく怒られたなあ。

 

めかり駅に到着。

 

駅には蛸の遊具?以外は特に何もありませんが、後ろには海峡大橋が見えます。

停車時間は10分ぐらい。

 

ちなみに訪れるまで全然知らなかったんですが、海峡は徒歩でも渡れるんだそうです。

海中に伸びた人道は全長780メートル、福岡と山口の県境が海底にあります。

 

めかり駅から福岡側の人道入口までは5分ぐらい。

今更ではありますが歩いて本州と九州行き来できるって、考えてみたらすごいですよね。。。

改めて、機会があったら歩いてみたいです。

 


4. 九州鉄道記念館

トロッコ列車を堪能後は、更に古に思いを馳せるべく記念館へも訪れてみました。

まずは屋外の車両展示からぐるっと一周。

磨き上げられた黒い車体が美しいC59は1941年製造。

 

 

こちらは1937年製造キハ07。

燃料はガソリン→ディーゼル

炭鉱夫のヘルメットみたいな一体感のない単灯と、

起伏のない顔立ちに、よりその時代の新しさを感じたり。

 

1969年製、クハ481。

私の中の「特急」のイメージは、まさにこんな感じ。

ちなみに「にちりん」って聞くとどうしてもダイターン3が頭に浮かびます。いまだに。

 

寝台客車14系、1972年製造。

憧れのブルートレインです。

秘密基地感がたまりません!

 

一度ぐらい乗ってみたかったなあ。。。

自主的に乗れる余裕が出てきた頃には、もう手が届かない存在になってました。。。

 

館内には模型、複製、ジオラマや使用されていたアレコレが展示されています。

 

建物は明治24年(1891年)築。

ずっと九州の鉄道会社社屋として使われていたそうです。

社名、所有者はちょいちょい変わるにしろ、生業が大きく変わる訳ではなかったようで。

 

こちら明治42年製造の客車。

一時レストランとして利用されていたのを、再度推定当時様に復元したそうです。

 

お座敷!

 

好きな電車を目で追って走らせて。

 

二階には資料と解説が、わかりやすく美しくまとめられています。

 

国鉄世代から見ればJRのエンブレムなんて最近。。。

とか思ってたのになんかやっぱりちゃんと時代を感じますね。

さくらはやぶさかわいいなあ

ヘッドマークのピンバッジとか、あったらほしいなあ。。。

と思ってうっかり調べたら、これコレクターズアイテムですね。

なんかとんでもない値段ついてるやつある。。。!

 

かっこいいデスク周り。

 

ご当地の駅弁がズラリ。どれも凝ったパッケージです。

 

月光仮面とか、いつの時代のかわかんないな、と思って調べたら

全然新しかった「はやて弁当」。

東北新幹線八戸駅開業記念、ゆうたら2002年とかなので

当時から「おしゃレトロ」意識で作られていたようです。

そりゃそうだ、月光仮面(オリジナル)の時代にこんなデザインの電車走ってないよ。。。

 

それにしても「駅弁」という文化はすばらしいと思います。

移動中の時間がもったいない、という合理だけでもなければ

特権階級だけに許された娯楽でもない。

 

そしてそれが今も、進化を遂げながら続いてるっていうのが更にすごい!

果ては電車降りても食べようとしてるっていう。

 


5. グリシェンカフェ古民家チャイハナ甲斐大策ギャラリー

港町の異国な雰囲気から、更に大陸遠くへトリップのランチタイム。

ウイグル料理がいただける古民家カフェ、これは珍しいー!

 

隙なく好きしか伝わってきません、この濃密さ、美しさ。

 

大きな梁を見て、改めて古い和建築とわかる訳ですが、違和感ないですよね。。。

 

ウイグルの炊き込みご飯と焼きカレーのセットをオーダー。

盛り付けもめちゃめちゃきれいです。

 

もうほんと普通においしい。

何がほんと嬉しいって、久々の羊ー!

 

日本帰って来てから初めてです。

だってほんと。。。食べる機会ないもの。。。

 

そしてこちらはウイグルチャイ。

複雑なブレンドのハーブながら、飲みづらさはまったくなし。

 

お茶請けはたっぷりのドライフルーツ。

ウイグルというと、あの国の干渉ばかりが思い浮かぶのですが

普通に観光できる場所なのかしら。

 

外務省海外安全HPによると、昨年6月のデータで「レベル1」(十分注意してください)だそうです。

更に言うと行ってみたいのはやまやまですが、観光で落とすお金がかの国のお財布に入ってしまうのかと思うと、それはそれでまた複雑な気もする。。。

 


6. 三宜楼

グリシェンカフェの店員さんにおススメされて、訪れてみました「三宜楼」さん。

昭和年6年建造、昭和30年頃まで料亭として使われていたそうです。

この辺りの木造建築としては最大規模。

 

売りに出されようとしていた所を、地元保存会の活動により市に寄贈となり、

後に改修を経て公開されました。

高い吹き抜け、太い梁に裸電球。

二階部分の障子は、開いても開かなくても不思議な雰囲気。

 

畳にじゅうたん、つやつやのテーブルとイス。

文明開化の折衷スタイル。

 

真ん中だけが透明に抜けたガラス障子から覗く枯山水、モダンですね。

 

木の天井にこのシャンデリアです。

うーん、かっこいい!

 

電話室の中には

 

ちゃんと電話ありました!

 

もう少し改装を重ねたい部分もあるそうですが、

予算とか、お隣さんとか、やっぱり色々あるみたいです。(ガイドさん談)

古い物を長く守っていくって、ほんと手間とお金がかかるんですよね。

だからこそ残された物に価値を感じるのですが。

 

広間は見学だけではなくて、今でも予約制で茶寮として利用できるそうです。

団体席だけでなく個室もあるとの事。

古きに思いを馳せながら、ちょっと特別な時間をどうぞ。


 

7. 八剣伝 長府前八幡店

本日は週末ビジホステイ。

HOTEL AZ山口下関店にお邪魔しております。

ゆうても安定サービスにつき、今更お伝えする事が。。。ない。。。

 

夕食も全然ホテルで食べちゃってもいいのですが、

なんとなく久々居酒屋飲みがしたくて

ホテル真裏の八剣伝さんにお邪魔してきました。

 

実際車旅なので、外飲みってあんまないですよね。

 

ホテル下のJoyfulでもビール飲めるけど。。。

ファミレス飲みもそれはそれで楽しいけれども

 

こうやって一品一品、好きな物ちょこちょこオーダーするのが楽しいとですよ。

 

お店は土曜日で結構な込み具合で、入った瞬間は店長さんも

「提供までだいぶ時間かかりますよ」っておっしゃってたんだけど

 

全然普通でした。

スタッフさんも優しくて、お料理も全部おいしかったです。

 

ああああやっぱ久々いいなあ居酒屋。

楽しかったー!

 


 

「じも」ってなに、って一瞬思って

違うよ、もじ、でしょ!

 

だからも。。。

逆なんかい!

 

それにしても微妙に生々しい肌色ピンク。。。