【蘇民将来伊勢近し】5/10 愛知県愛西市→三重県鳥羽市【Day29】

勝手しったる隣県と思いきや、やはり目的地以外は全く未知の世界でした。

愛知→三重県へ、あいにくのお天気ですがローカルならではのささやかな出会いに

心ときめく29日目。

 


5月10 日の立ち寄りポイント

  1. 道の駅 立田ふれあいの里
  2. 道の駅 津かわげ
  3. 民話の駅 蘇民
  4. 鳥羽ショッピングプラザ ハロー

1. 道の駅 立田ふれあいの里

 

本日の車中泊は「道の駅 立田ふれあいの里」でございます。

普通に快適でした。ありがとうございました。

広々とした芝生の広場、朝日の中はためく吹き流し。

 

木曽三川公園も近く、田畑の広がるのどかな立地です。

 

川が近いので水源も豊富。特産はレンコン。

 

という訳でこちらは木彫りの「かえるとレンコン」像。

本当は右手に蓮の葉を持っていたのだと思います。

らしき穴が開いてます。

 

こちらは「縁結びの松」。

言われは記載なくてよくわかんないのですが、立派ですね

 

三重の海沿いを目指しゆるゆると南下中。

 


2. 道の駅 津かわげ

お次の立ち寄りポイントは「道の駅 津かわげ」。

伊勢湾まで降りてきました。

駅のキャッチコピーは「海のもの、山のもの、津のもの、すべてそろう」です。

 

具体的にはこんな感じ。

あさりも苺も自然薯も、なんですね。

 

車旅のビタミン補給隊、山積みの春みかん!

 

反射板のフクロウはカラス除け?

畑じゃなくてトイレ前、何か理由があるのかな。。。

 

もちろんモーニングやってます。

和食派にはTKGも。

7:00から営業、早起きさんにも嬉しいですね。

 

泣きそうでまだ泣かない曇天ですが、少し強い風にそろそろの予感も。

 


3. 民話の駅 蘇民

二見浦の夫婦岩を通り過ぎ、道の駅ならぬ「民話の駅 蘇民」に立ち寄りです。

 

恒例(?)駅名由来解説。

 

ある時「牛頭天皇」という人が旅に出ます。

旅の途中で宿を借りたくなったので、まず「巨旦」さんちにお願いします。

でも巨旦さんは金持ちなのにいじわるなので、それを断ります。

 

次に牛頭さん、「蘇民」さんにお願いします。

蘇民さんは貧しいけどいい人なので泊めてあげます。

牛頭さんはお礼に「宝物の珠」をあげます。

 

この「宝物の珠」は、優しい人が持つとお金が貯まるパワーストーンでした。

おかげで蘇民さん貧乏脱出!

これじゃない説

申し出を断った巨旦さんは悔しがります。

え、あれ、俺も欲しい。って当然なります。

 

旅から一時帰国の牛頭さんが再度通りかかった時、

巨旦さんは牛頭さんを泊めてご利益狙いますが

珠は優しい人にしか発動しないのでした。

どころか「悪意」に反応して起こるのは悪い事ばかり。

 

要するに昔話でよくある正直爺さんポチ連れて、と一緒ですね。

正直である事で富を手に入れた蘇民さんにあやかって

注連縄に「蘇民将来」と書いた札をくっつけるのがその後の風習になったのだそう。

 

ちなみにここに出てくる「牛頭さん」は資料によると「スサノオノミコト」の事だそうです。

この辺りから神話関連のエピソードが増えてくるのはお伊勢さんが近いせいでしょうか。

 

こちらは「二見蛙」。

蛙は猿田彦大神の神使とされているそうです。

 

ちなみに猿田彦は瓊杵尊が天孫降臨の時に道案内した神様。

道案内だけに、事をよい方向へみちびいてくれるそうですよ。

 

産直には地元野菜や手作りのお惣菜などが並んでいます。

 

しょうぶ畑(?)もあるらしいのですが

結構距離ありそうだなあ。。。

というか咲いてるかどうかもわかんないなあ。。。

 

という事で

群生していたこちらを愛でてよしとする。。。

スイマセン名前わかりません。

 

 


4. 鳥羽ショッピングプラザ ハロー

 

食料を調達、できればイートインスペースがあれば助かるなあ、と思い

「イオン」で検索したらヒットした、「ハロー」というローカルスーパー。

 

これが昭和レトロの宝庫でちょっとびっくりしてしまった件。

懐かしい雰囲気のお肉屋さん。

でもこれだけならそんなに珍しい事はないのですが

 

褪せたポスターに看板のフォント

 

メニューその物も、それが現役サンプルである事も懐かしさ満載のショーウィンドウ

 

上野動物園に初めてパンダがやってきたのは1970年だそうですが

 

更に角丸の窓が当時のSF映画みたいです。

店内にも足を踏み入れてみたかったのですが、すでにメイン食材は入手済みの為断念。

 

ショッピングプラザとしての開設は1976年との事。

恐らくお店のいくつかは、その頃から大きい改装を加えないまま営業されているのではないかしら。

ぜひこのまま、末永く続けていただきたいー。

 


 

本日のランチはこちら。

蘇民の駅で入手のお好み焼きです。

 

ほんとレトロな名前の喫茶店多いですね。「パイン」てどこ、と思ってたら

駅の真向かいでした。

もしかしてお店でも同じメニューがいただけたのかな?

 

卵は最後に落として、返して火を通しちゃうスタイル。

生地にアオサが、中にはハンバーグが入ってます。

ケチャップの感じといい、素朴でレトロ、ご家庭の味。

おいしかったです。ごちそうさまでした。