大分県を南下、国東半島へ突入です。
中津から国東半島を経由して別府へ通じる国道213号は、別名「恋叶ロード」として大分県上げて絶賛キャンペーン中。
美しい海の景観と縁結びの神社を巡って、恋をしよう、恋を叶えよう!だそうです。
もちろん観光事業でもあるのですが、恋人の聖地がそうであるように、
少子化対策の一環という側面もあるかと。
しかしこれ毎度思うけど、ちょっと回り道すぎんかなあと、適齢期を過ぎたBBAは思うとですよ。
月並みだけど、恋愛と結婚は違うよね。。。
正面から見た象の滑り台はちょっと怖い
5月26日の立ち寄りポイント
1. 道の駅なかつ
本日の車中泊は「道の駅なかつ」にて。
快適安全、ありがとうございます。
大きな農協直売所がありました。
春夏冬で商い中、もとい春夏秋冬で「ひととせ」は初めて知りました。
豊富なメニューのレストランには中津と九州の名物がたくさん。
美しく整備された歩道は、恐らく公園につながっているのだと思います。
2. 粟嶋公園
大分県に突入。
立ち寄りスポットは高台から海を見下ろす「粟嶋公園」です。
広い駐車場に縁結びモニュメントやカフェ、展望台、
海側へ降りれば神社があります。
カフェ前に車中泊1000円の看板発見。
開放していただけるのはありがたいのですが、サービス内容がイマイチよくわからず。。。
↑とか思っていたら、現在はRVパークとして別途運営されている模様。
1回2500円、駐車スペース+24時間のお手洗い、だそうです。
駐車スペースで窓を開けて椅子を出して、景色を楽しみながらお酒飲んだり
おしゃべり楽しんだりされる方は有料でも絶対こちらですね。
本当に寝るだけの自分にはちょっと贅沢かな。。。
3. 粟嶋社
公園からつながる神社の方へも行ってみました。
きれいに整備された道を下り
更に崖の突端へ。
御祭神:少彦名命
ご利益:医療(婦人病・安産・子育て)・縁結びなど
常世の国(海の向こうの理想郷)からやって来た小さい神様だそうです。
粟嶋社では女性の願いを叶えるとされていますが、酒造りを広めた事で「お酒の神様」としても有名だそうです。
小さなお社は無人。初穂料は賽銭箱へ。
願い石はこちらの「叶え岩」へ。
岩の中、周りに白い石がたくさん。
みんなの願いが届きますように。
誰もいないかと思ってお社裏手へ回り込んでみたら、釣り人さんがいらっしゃいました。
きっと穴場ポイント。(?)
4. 道の駅 くにみ
お次の立ち寄りポイントは国東半島北端、「道の駅 くにみ」です。
産直充実の物販エリア。
この日はちょうど地元のテレビが取材に来てて、
特産加工品について、レポーターさんとスタッフさんがカメラ前でお話されてました。
タコが有名との事で、「願いダコ」なるモニュメントも。
タコのご利益はイカに。
駅は海浜公園とつながっています。
公園やオートキャンプ場も。
家族でのびのび、一日過ごせそうですね。
5. 道の駅 くにさき
本日最後の立ち寄りスポットは「道の駅 くにさき」です。
物販、情報館、レストランなどのメインの施設と、カフェが散策路(?)でつながっています。
レンタサイクルと自転車旅情報のサイクリングターミナル。
海を見ながらお食事のいただける、レストラン「ベルコート」。
駅の裏手は「黒津崎海岸」です。
お手洗いを右手に、散策路を抜けると
軽食のいただけるカフェスペース「夢咲茶屋」があります。
少し遅めの昼食に「団子汁」いただきました。
大分の名物だそうです。
もっちり素朴でおいしい!
というか山梨の「ほうとう」とも似ているような。。。
と思って調べてみたらば、小麦粉をねるねるする、はどちらも一緒。
そのあと
- 団子汁のだんご→手で伸ばす
- ほうとう→うどんみたいに切る
と、成型の段階で違いがあるとの事でございました。
確かに。。。団子汁の方がもっちり、ほうとうのがしっかりした感じかも。。。
国東には「六郷満山文化」という独特の宗教文化があるそうです。
「鬼を仏として信仰する」というのも恐らくその一つ。
神仏習合と山岳信仰と、その他土地の色々が交わって、今のような形になったんでしょうね。
「怒りをもって人を戒め救済する」密教的なイメージが、そのまま鬼につながったのかなあとも。
人は信じたい物を信じる、そうして作られた宗教はそのコミュニティにおける「共通のフィクション」であり、人と人とをつなぐ接着剤である事を物語っているのだと思います。
絶対の神様、とかないなと。
というのは後の長崎でも思う事ですが、
カトリック→禁教→隠れて信仰→アレンジして信仰→オリジナル化→禁教解けたけどカトリック拒否
みたいの聞くと。。。
え、じゃあ元々何教?みたいな。。。
叩かれても縛られても貫き通した信仰って「どれ」だったのかしら。
大事なのは「信仰心」であって「信仰対象」ではないのよね。
今日本で騒がれている「宗教問題」に神様とかは何も関係ない。
あるのはそのコミュニティの中での歪んだ「価値観」だけ。
それに抗えない人間の弱さがあるだけ。
なのでぶっちゃけるとこれ、政治にも何も関係ないような気がするんですよね。
ただひたすら「人が人である故」の普遍的な問題なんだと思います。
政治家さんが団体にメッセージ送ってたから「信じていいと思った」って他力にも程があるというか。。。
どうしても論点がずれてる気がしてならないの。。。