【うさぎに神頼み】 6/15 島根県松江市→鳥取県鳥取市【Day65】

燕が道の駅の至る所に巣作りする季節。

かわいい光景もたくさん目にするのですが、本日立ち寄った駅でみかけたのはこちら。

空からのギフトに驚いたお客さんへの配慮でしょうか。

 

「どうぶつは、うんこをして大きくなります」

 

ひともつばめもみんないっしょ。

足元に並ぶうんこマークにもほっこり。

 


6月15日の立ち寄りポイント

  1. 道の駅 本庄 
  2. 道の駅 大山・恵みの里 
  3. 道の駅 ポート赤碕
  4. 道の駅 大栄
  5. 道の駅北条公園
  6. 道の駅 神話の里・白うさぎ
  7. 白兎神社

 


1. 道の駅 本庄

本日の車中泊は「道の駅 本庄」でございます。

コンビニ併設、おかげで深夜も明るくて安心。

そんなに広くもないからお手洗いも近くて快適でした。

 

通り向かいからは中海を挟んで、独特の地形が堪能できます。

これ最初宍道湖だと思ってた。。。地図見たら違いました。

中海、という湖だそうです。

 

ちなみに本庄は「弁慶の里」。

武蔵坊弁慶が生まれて、幼少期を過ごした場所。

近くには産湯の池や修行したお寺などの名所があるそうですよ。

 

 


2. 道の駅 大山・恵みの里

お次の立ち寄りポイントは「道の駅 大山・恵みの里」。

 

名前のイメージの通り、一転周囲の風景も山里のそれになってきました。

南は鳥取の屋根、大山です。

 

ちなみに「おおやま」ではなく「だいせん」

 

ご当地ポケモンヒトモシ

 

静かな情報館に

 

カフェ・レストラン。

売店には大山カレーや大山そば、大山白バラ牛乳など、ご当地名物が目白押しでした。

 

根強いファンも多いという「白バラ牛乳」。

ポップの紹介文によると、おいしさの秘密は「雑味の少なさ」だそうです。

(雑味、というか母乳から剥がれ落ちる体細胞や白血球)

 

国内の牛乳の平均が1mlあたり24万個なのに対し、白バラ牛乳は15万個。

少ない程「旨味」を感じやすいのだとか。

 

おいしさにはちゃんと理由があるんですね。。。

 


3. 道の駅 ポート赤碕

お次の立ち寄りポイントは「道の駅 ポート赤崎」でございます。

 

港脇の道の駅には漁協、農協の直売所や、日韓友好交流公園などがありました。

地産地消こそ、道の駅でお買い物の醍醐味!

 

友好交流公園、資料館は残念ながら休館。

 

園内はきれいに整備されていて、ドライブ休憩の散策にちょうどいい感じです。

 

高台から臨む日本海

 

残念ながら車中泊は難しいようす。

 


4. 道の駅 大栄

お次の立ち寄りは「道の駅 大栄」。

施設規模の割に駐車場が広いような、そしてやたら賑わっているのはなぜ。。。

 

恐らくですが、名産のスイカが解禁になったからではと想像。

 

もちろんすいか以外の名産、特産、加工品もたくさん揃います。

 

こちらはコナン君の像。

駅のお向かいには「青山剛昌ふるさと館」がございます。

北栄町は氏の出身地だそうです。

 

 


4. 道の駅北条公園

次の立ち寄りは「道の駅 北条公園」です。

道の駅、というよりなんだか仮設直販所のような佇まい。。。

 

奥のとろろレストランは営業中。

 

お手洗いは使われていない大きな建物の脇。

 

詳細を確認しようとGoogle mapを開いたら「一時閉鎖」との事。

口コミによると以前から閉鎖の噂はあったようで、再開は難しそうかな。。。

 


5. 道の駅 神話の里・白うさぎ

鳥取県日本海側を更に東へ移動、次の立ち寄りは「道の駅 神話の里・白うさぎ」です。

お社風の屋根が乗ってます。

 

一階部分にインフォメーションや売店、二階にはレストランが入っています。

中には神話や神社に関連したオブジェや商品がてんこもり。

 

有名な因幡のしろうさぎのお話は、この近くの、その名も「白兎海岸」から

北西の「隠岐の島」にうさぎが向かう際の出来事だそうです。

 

島に渡るのに、鰐を並ばせてその上をぴょーん、ぴょーん。

こちらは駅で飼われているみことちゃん。

ご高齢につき目ヤニがちと気になりますが、定期的に病院にも通いつつ元気だそうですよ。

 

スッキリのインフォメーション、お手洗いもきれいでした。

 

お店エリアはお土産中心になんだかとてもみっしりした印象。

 

コーヒーやパンをテイクアウトしてのんびりできます。

 

こちらの恋人の聖地プロジェクトは、ピンクのうさぎポストに、すごうさタクシー。

うさぎの物語の最後は、うさぎを助けた大国主と、モテモテ八上比売のハッピーエンド。

あやかりたい人は裏の神社へも参拝しましょー!

 

 


6. 白兎神社

キュートなうささんがあちらにもこちらにもの「白兎神社」です。

駐車場は道の駅共通、でいいと思います。

入口はほぼ敷地内な感じ。

 

整備された参道の脇にも、手水舎にも、至る所にうさぎが飾られてます。

 

お狐様もお猿さんも、神社では「神様の使い」として崇められる事が多いと思うのですが、ここ白兎神社ではしろうさぎ、ならぬ「白兎神」がご祭神。

ぬいぐるみ乗ってるー。

 

ご祭神:白兎神・保食神豊玉姫命

ご利益:病気平癒・縁結び・安産・海上安全・農、漁業守護・開運招福・災難厄除け・家内安全など

 

特に病気平癒は神話の逸話から、皮膚病や動物医療、

また縁結びは「ちょっとムリめの意中の人」とのご縁に、それぞれ特にご利益があるのだとか。

授与所ではうさみみの縁結守、白うさぎみくじを始め、かわいい授与品が購入できます。

 

なんとこちら、消毒液ディスペンサー。

病気平癒、コロナ退散、海上の安全は不審船の撃退、よろしくお願いします!

 

 

 


 

保食神」は「ウケモチノカミ」と読むそうです。

食物をつかさどる神様なのですが、これが地上の「食物起源」となったお話がどうにもやるせない。

 

月読神が訪ねてきたある日、最高のおもてなしをしようとした保食神

大地に向かってお米を、海に向かって魚を、山に向かって獣を、その口から吐き出したそうです。

 

いっぱい食べてね!

 

したら「お前のゲロ食えるかあああ!」て月読ブチ切れて保食神斬殺

その体からとびだしたたくさんの食べ物が、私たち人の「食」の起源になった、というお話なのですが。。。

 

かみさま。。。

※写真無関係

 

特にこの天照、月読、素戔嗚の三兄弟ほんとやばいですよね。

個人的にこれ全くのフィクションじゃなくて、大和政権樹立の影にほんとこういうわかりやすくやばい、代表的な人物がいたんじゃないかと思ってます。

(もちろん吐き出したり引っ張ったりの色々は例え話だと思いますが)

 

原始的でアグレッシブ。

 

神道のトップは天照大神における「伊勢神宮」とされていますが、

そもそも「神道」を支えてきたのは「神話」ではない気がしています。

それこそそれはシンボルでしかなくて、本当の意味で「神道」を作ってきたのは

「なんでもかんでも神様にしちゃう」日本人の柔軟性なんではないかしら。

 

そういう意味では、先の長崎で触れた「隠れキリシタン」における

「すでにカトリックからは逸脱した信仰対象」も

「なんでもかんでも」に含まれているのかもしれない。

 

やおよろず、不思議の国ニッポン。