【今日も神頼み】5/12 三重県熊野市→和歌山県西牟婁郡【Day31】

伊勢熊野参詣ロードをゆきながら、日本神話について考える時

それにしてもイザナミノミコトは不憫じゃないかと。

 

というかそもそも神話に出てくる神さまに「人格者」とかいないじゃんとか

いや、「人」じゃないからいいのか。。

大国主とか除いて、みんな結構破天荒ですよね。

 

こまかーい事はさておき、日本神話は渡来人の侵略の記録ですよね、と勝手に思ってます。

それがいいとか悪いとかおいといて。

ひとやすみひとやすみ。

 


5月12日の立ち寄りポイント

  1. 道の駅 熊野・花の窟
  2. 花の窟神社
  3. 道の駅 なち
  4. 道の駅 くしもと橋杭岩
  5. 道の駅 椿 はなの湯
  6. 道の駅 志原海岸

1. 道の駅 熊野・花の窟

本日の車中泊・・・じゃなくて仮眠は「道の駅 熊野・花の窟」にて。

道の駅、の裏側?駐車場側のお手洗い。。。

 

営業時間内にはお茶屋さんなどが並ぶと思われる、中庭的スペース。

規模はそんなに大きくはなさそう。
小雨の早朝、とても静かです。

 

すぐお隣に神社があります。。。

じゃなくて。

そもそもこちら、この神社をテーマにした道の駅ですよね。

その名も「花の窟」神社。

 

伊勢から熊野古道、そしてまた神社。。。

祈りのパワーにあやかれそうな、静かで厳かな雰囲気に癒されておりましたら

(3)「駐車した自動車内での宿泊はしないでください」

 

すいません、のんきな事言ってて。

むしろ罰あたるわ。。。

 


2. 花の窟神社

済んでしまった事は仕方ないので、せめてお礼と謝罪に伺おうと

神社の鳥居をくぐってきました。

ご祭神は伊弉冊尊イザナミノミコト)と軻遇突智尊(カグツチノミコト)。

公式によると日本最古の神社とも言われているのだとか。

 

そう、イザナミノミコトと言えば「国生み」のお母様。

火の神カグツチノミコトを生んだ時に大やけどをして、それが原因で亡くなってしまったんでしたよね。

この地はその墓陵でもあったそうです。

 

最奥の窟に拝殿(?)。

岩にすっぽり包まれたこの感じ、ちょっとマレーシアのバトゥケイブを思い出すような。。。

 

↓ バトゥケイブの思い出(工事中) ↓

cotomo.hatenadiary.com

 

神と人を繋ぐ綱。

年に二回の例大祭では、この綱をご神体から境内の御神木に渡す神事が行われるそうです。

神の恵みを人へ授ける、という意味があるのだとか。

 

 


3. 道の駅 なち

次の立ち寄りスポットはJR那智駅併設、「道の駅 なち」です。

 

雰囲気のある駅舎。

 

日帰り入浴施設もございます。

 

きれいにまとめられていて見ごたえのあった「世界遺産情報センター」。

 

那智世界遺産、とは那智原始林の一部である所の「紀伊山地の霊場と参詣道」。

センターではそのルートや、一例としての京都→熊野詣スケジュール(in13世紀)、

また那智にある「補陀洛山寺」の修行の一例や、那智の火祭りなど、

様々な行事が紹介されています。

きれいにまとめられてて見ごたえありますので、立ち寄りの際は是非!

 

産直、物販も充実してます。

おいしかったです

 

 


4. 道の駅 くしもと橋杭岩

お次の立ち寄りポイントは「道の駅 くしもと橋杭岩」。

 

見事な奇岩が海岸線に連なっています。

道の駅はそんな奇岩のビューポイント。

 

雨なのでワイルドな雰囲気。少し荒々しく怖い感じもしますが、

晴れた日はまた全然違った印象を与えてくれると思います。

ちゃんと名前がついている事に驚き。

 

規模はそれほど大きくありませんが、物販や軽食、ジオパーク的展示もあります。

 

ちなみに。。。

なんで串本でナザールボンジュウなんだろうと思ったのですが、

近くに「トルコ記念館」がありまして。。。

 

そう、かの有名な(?)エルトゥールル号のお話は、この紀伊半島紀伊大島)での出来事だったんですね!

エルトゥールル号遭難事件 - Wikipedia

 

トルコが親日である最たる理由は、この美談がある時代のトルコの教科書に載っていたからだそうです。

(今はもう載ってないらしい)

 

ある時代。。。多分お父さん世代。。。

トルコを旅行した時に、「日本人」と聞くと嬉しそうに「日本人!」と微笑み返してくれたお父さんたちを思い出します。

逆にレストランとか結構塩で、すでに若い人たちは「エルトゥールルなんとか何それおいしいの」になってるんかな、とか。。。

肌で感じた気がしたりしなかったり。

 

↓ イスタンブールの思い出 ↓

terimakasih9.blogspot.com

 


5. 道の駅 椿 はなの湯

次の立ち寄りスポットは「道の駅 椿 はなの湯」。

その名の通り日帰り入浴を備えた施設です。

 

というか、そもそもメインが温泉のようです。

販売もされてます。

 

施設内には小さなカフェが1軒と

 

お休みだった直販所。

朝一とかはやってたのかな?

 

道の駅としてはちょっと寂しい印象だなあと思いつつ裏手へ回ってみると

 

足湯がありました!


コロナの密回避や営業時間外で、ずっと「看板あるけどお湯がない」浴槽ばかり見てきたので、喜びもひとしおです。

きれいにお掃除もされてて使いやすい&気持ちいい!

喧騒から離れて、BGMは小雨が濡葉を優しく叩く音だけ。

新緑の香りと湯気の中、一人のんびり味わう足湯は贅沢の極みですね。。。

 

少しお散歩、のちにお風呂もいただいてまいりました。

料金大人600円から。

泉質は単純硫黄泉、源泉温度は32℃、かけ流し。

32℃ですからさすがに加温はされているかと。

その昔から熊野参詣の立ち寄り湯治場として栄えてきたそうですよ。

 

浴室は10人入ったらいっぱいかな?ぐらいの広さ。湯舟は二つ。

5人ぐらいで入れそうな浴槽と、槙の一人風呂です。

その他家族風呂も別途有料で提供されているとの事。

ぬるめのお湯にじっくり、湯上りほっこり。

 

残念ながら営業されてなかったカフェスペース。

開館時間にも関わらずひっくり返ったままの椅子とか、

もうコロナ禍の日常風景ですね。。。

 

 


6. 道の駅 志原海岸

椿 はなの湯のレストランがお休みでしたので、ランチ目当てにもう一駅立ち寄り。

「道の駅志原海岸」にやってきました。

 

その名の通り志原海岸の真ん前です。

 

情報館や休憩所。。。

 

産直、おみやげに

 

出ましたトーチャーロード。

 

むりむりむりむり!

リハビリよろしく、両側に手すり欲しいです。まじめに。

 

食堂は二階。

 

定食に麺類、海鮮からハンバーグと常連さんをも飽きさせないラインナップ。。。

 

の中から、本日のチョイスは「あゆめしおにぎり+お味噌汁」です。

 

道の駅すぐ西の「日置川」で採れた天然鮎を使っているそうです。

上品で優しいお味にほっこり。

 

 


 

件の「紀伊山地の霊場と参詣道世界遺産の一つにも含まれてます

補陀洛山寺には「補陀洛渡海」という修行があるそうで

 

生きたまま南方の観音浄土を目指す。。。

いや、生きたままとか無理、というか。。。

要するに即身成仏、という事ですね。

 

現実的に行く末の「死」はわかりきってるので、修行的な意味以外で行われる事もあったとかなかったとか。

その。。。姥捨て的な。。。

 

↓ 独り言スルー推奨 ↓

宗教は「たくさんの人間が共存していく為のフィクション」でしかないと思ってます。

そして現代において、どのフィクションを選択するかは本人の自由。

それが「信教の自由」というやつですよね。

 

話題のあの団体の信者さんとご家族を、少なくともなんで私たちの血税使って「救済」しなきゃいけないのか、意味がよくわかりません。。。

いや、救済の対象が本人とか家族とか子供とか置いといて、

皆保険制度あるんだから、まず先に病院で診てもらえばいいんじゃないかしら。。。

(それだってそもそも健康に気を使ってる人と、そうでない人での不平等感は半端ないですが)

 

もうほんと、スイマセン、本音言うなら

子供にも社会にも迷惑かけてる自称「崇高な魂を持つ私」さんたち、

「補陀洛渡海」的な修行に出られてはいかがですか?

(団体はそれ以降お金入らないから絶対勧めないと思うけど。)

 

姥捨て発想のいい悪いでなく、「他者と後世への影響」を社会的に俯瞰できる人々や世界がかつてちゃんとあったって事が言いたいんです。

猫も杓子もカワイソー!な現代がなんか違うと思うんです。。。

 

そもそもテレビが言ってる事は全部「視聴率とスポンサー狙いの甘言」でしかない事を、見る側が理解して、事実を俯瞰してるかどうかという点が甚だ不安でございます。

 

「あなたはわかってる側の人」という自尊心をくすぐり倒されている事に気づいてミスター。

それを真に受けて「批判する事」の快感に酔っちゃってませんかミセス。

 

神仏の国に長くいたらなんだか頭ぐるぐるになってきました。

ドリア食べて寝ます。