【三陸沖震災遺構】4/23 青森県三戸郡→岩手県大船渡市【Day12】

早起きしすぎたせいなのか、開通した復興支援道路のおかげなのか、

やたら立ち寄りポイントが多かった本日、週末である事も手伝って

長い旅の中でもとても充実した一日となりました。

ルートイン大船渡のお地蔵さま。

震災被害者様に南無。

 


4月23日 本日の立ち寄りポイント

  1. 道の駅 はしかみ
  2. 道の駅 くじ
  3. 道の駅 のだ
  4. 道の駅 青の国ふだい
  5. 道の駅 たのはた
  6. 道の駅たろう
  7. 震災遺構 たろう観光ホテル
  8. 三王岩展望台
  9. 道の駅 やまだ
  10. ホテルルートイン大船渡
  11. キャッセン 大船渡

1. 道の駅 はしかみ

本日の車中泊は三戸の「道の駅 はしかみ」にて。

相応の範囲で、できるだけトイレ近くに停めたいお年頃。

 

コーヒースタンド、整体、タコ焼き屋さんと、自由な雰囲気のお店が並んでます。

もちろん営業時間前で、購入はかなわないのですが。。。

 

あっ!電気ついてる!

 

いそいそと店頭へ出向くも、やはり営業時間前との事。

こんなにおいしそうなの並んでるのに、買えないなんて。。。(涙

 

いちご煮の看板はこれ以後よく見かけるようになります。

いちご煮が苺じゃない事は、知識では知っているのですが、

字面だけ見てしまうとつい「赤くて甘いフルーツ」を想像してしまうんだなあ。

 

いちご=ウニの事ですね。

缶詰でも売ってたりします。


2. 道の駅 くじ

ルート上にあったら寄る、のマイルールにつき、営業時間を考慮しておりません。

早朝につきこちらもまだクローズ。

 

意味があるとかないとかはもう考えない。。。

 

あまちゃん」のロケ地だったそうです。

 

市日通りの朝一なる物が開催されているそうで。。。

あっ!今日3のつく日じゃん!

 

と思って通りに出てみたら、屋台設営の真っ最中でした。

 

ふと見やれば「歴通路広場」の看板が。

レトロな何かが並んでいるのかな?

 

いや、だから時間早すぎなんだって。。。

レトロというよりは軽食店やハンドメイドの個人商店が軒を連ねてる通りのようです。

 

車中泊は「禁止」しないまでも「暗黙」という施設の多い中

初めて見ました「お気軽にどうぞ」という案内。

非常に見づらいのですが、最上段には「車中泊の皆様へ」とあって、

イベント広場は気軽に利用可能、との記載がございます。

しかも芝生の場所ならテントの設置も可能との事。

 

ご配慮に感謝!

 


3. 道の駅 のだ

三陸沖を南下、次の立ち寄りは「道の駅 のだ」でございます。

 

かつて野田の浜辺では塩づくりが盛んだったそうで、駅前には塩を運んだ「塩べこ」の銅像がありました。

1人で7頭の牛をひいていたそうな。

 

駅は同時に三陸鉄道「陸中野田」の駅も併設。

 

アットホームな切符売り場。

 

産直市場の名前が「ぱあぷる」とはいかに。

おしゃれなお母さま方の髪の色かと思いきや

 

野田村で採れる山ぶどうを原料にしたワインがあったり、

マリンローズと呼ばれる紫の石が採れたり。。。

なるほど「ぱあぷる」はこれら特産品の色からきているのですね。

 

関連商品も色々、塩街道の模型があったり、手作りのお惣菜もたくさんあったり。

からの本日のランチ。

素朴で優しいお味はもちろん、お財布への優しさもありがとうございます。

 

洗練ぴかぴか、ではありませんが、見どころの多い道の駅でした。

 


4. 道の駅 青の国ふだい

湯る~とさん情報には上がってなかったのですが、行ってみたらプレオープンだった

「道の駅 青の国ふだい」。

 

北緯40度だそうです。

と言われてもあんまピンとこない。。。

 

という事で調べてみたら、スペインのマドリードとか、ニューヨークとか北京とか、

トルコのアンカラとかが同じく北緯40度だそうです。

やっぱなんとなく寒いとこ、というイメージ。

 

プレオープンのせいか、すっきりとした印象のある物販エリア。

品揃えが云々より、余分な物がない、といったかんじですね。

 

直立猫さんs

 

ちなみにこちらも三陸鉄道リアス線の駅が併設となっています。

 

オープンテラスでのんびりもアリ。

特に飲食店の充実はまだまだこれから、という印象でしたが、今後発展に期待いたします!

 

 


5. 道の駅 たのはた

 

ふだいより一足早くオープンイベントでにぎわっていました「道の駅 たのはた」。

 

新しくてぴかぴか、そして広い!

 

屋外イベントも開催されてました。

 

え、どこどこ?

探したけどよくわかんなかった。。。

休憩中だったかな?それとももっと奥とかだったかな?

 

裏手には小さな丘があったり

 

こちら昭和5年に建てられた古民家、現在は宿泊施設として利用されているそう。

一棟貸で1泊28000円。

20人まで利用できて、お値段は何人でも変わらないそうです。

 

おやつに田楽。

おいしいけど、田楽ならやっぱ地元がベストとか思ってしまった愛知出身。

やっぱ田楽は赤味噌だがね。菜飯と一緒が最強だがね。

 

土地勘がないので、どの道が復興支援道路なのかわからずに、

しかしうっかり恐らくしっかり使って、あっという間に通り抜けてしまった秋田~福島、は次回のお話。

 


6. 道の駅たろう

 

太郎、ではなく田老。

広くはありませんが、新しくてきれい。

 

印象としては小規模PAみたいな感じかしら。

 

デイリーヤマザキもあります。

 

うどん屋さん、お餅やさんと色々ありましたが、ちょっと三陸的な物をいただいてみようという事で、挑戦してみました「真崎焼き」。

 

たこの代わりにわかめが入ってます。

コリコリとした食感が面白いです。思ったより全然磯臭くはないですね。

おいしいです。というかやはりほぼたこ焼き。

 

 


6. 震災遺構 たろう観光ホテル

 

道の駅の近くにある「たろう観光ホテル」です。

二階部分までがなくなっているのは、老朽化ではなく津波で流されちゃったからですね。

 

以後震災と津波の恐ろしさを、各所でじわじわと感じる事になる三陸沖の旅。

同じ日本で起きていた事なのに、やはりどこかフィクションのように感じてしまっていた自分を猛省する事になるのですが。。。

 

取り壊されてしまう建物も多い中、こうしてこの場にあり続ける事で

無言で、されど色々な事を伝えてくれているのですね。

 

 


6. 三王岩展望台

 

たろうホテルから少し南にある展望台へも行ってみました。

 

静かな展望台。

 

左にある三つの岩が「山王岩」。

ちょっと角度が悪いのですが。。。

奥から「女岩」「男岩」「太鼓岩」だそうです。

 

 


6. 道の駅 やまだ

 

三陸沖を更に南下、道の駅やまだに到着。

そもそも「三陸」の「三」ってどこなんだろうと思って調べてみた所、

旧「陸奥国陸中国陸前国」の事だそうです。

現在の青森、宮城、岩手の辺りですが、一部含まれてたり含まれてなかったり。

 

やまだはきのこが有名なんですね。

 

岩手名物を描いた手ぬぐいがあったり

 

岩手出身の有名人が紹介されてたり、地元LOVEな品揃えが素敵。

 

知ってる形状と明らかに違う「かりんとう」を発見。

黒糖コーティングより甘くなくて、これはこれでおいしそう。

岩手の「かりんとう」は「ぐるぐる」がスタンダードだそうですよ。

 

 


6. ホテルルートイン大船渡

週末は恒例ビジホステイ。

本日はルートイン大船渡にお邪魔しています。

 

安定のサービスがどこ行ってもありがたい!

 

大船渡は先の震災で一番被害の多かった地域だそうです。

町の新しさに若さを感じる反面、切なさをも同時に感じてしまいます。

 

 


6. キャッセン 大船渡

お買い物や食事が楽しめる複合エリア。

 

おしゃれなお店がたくさん!

 

景観は統一されていますが、恐らく屋号から察するに、元々この土地にあった老舗店もテナントとして入っているのだと思います。

 

エリアは大きく「お買い物エリア」と「飲食エリア」に分かれていて、

先は「かもめのたまご」で有名な「かもめテラス」につながっています。

 

からのかもめテラス。

 

端午のお節句に、兜飾りもナチュラルグリーンなオブジェ。

 

かもめのたまご、その季節限定バージョン他、三陸菓匠さんのお菓子がたくさん並んでます。

 

工場見学もできちゃう!

施設には休憩スペースやカフェ、多目的トイレも併設。

お菓子作りの体験教室もやってるそうです。

 

お買い物ついでに甘い物いただきつつ、のんびりできそうですね。

 


 

東日本大震災からすでに11年。

意識していなかった、しかしいまだに残るその爪痕に色々な事を考えさせられます。

道の駅やまだで購入した牡蠣飯をいただきながら。。。

 

防災の大事さとか、自然との共生とか。。。

三陸の海の幸を、これからも安心していただきたいなあとか。。。(結局

 

海の恵みに感謝、自然の厳しさに畏怖。

共存していく叡智を、地元の方々の強さを、これからも牡蠣とか食べて応援したいと思います。

 

ちなみに上牡蠣飯400円弱。

土地の物を土地でいただくってやっぱり合理的だと思います。

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